自動車から人型に、変形ロボ初公開 ツインリンクもてぎ

下野新聞
2018年5月6日

 【茂木】人型から自動車に、自動車から人型にと、人が乗り込んで自在に変形するロボット「ジェイダイト・ライド」の試作機のデモンストレーションが5日、ツインリンクもてぎ(TRM)で行われた。

 ロボットのソフトウエア事業を手掛ける都内の企業など3社と同プロジェクトの有限責任事業組合が先月発表し、この日初めて同所で一般公開された。

 ジェイダイト・ライドは高さ約4メートル、重さ約1・7トン。約1分で変形を完了する。巨大なメカが姿を変える動きは、玩具やアニメ、映画で人気の「トランスフォーマー」さながらだ。

 司会者の合図でスムーズに変形すると、親子連れなどから「おおーっ」というどよめきが起こった。長男の一真(かずま)ちゃん(3)ら家族3人で見ていた千葉県柏市、会社員成嶋康弘(なるしまやすひろ)さん(45)は「予想以上にスムーズ。走るというので、それも見たい」と笑顔で話した。

 遊園地などでの導入を目指し事業化が検討されているが、今のところ、試作機の国内公開予定はないという。

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