《食いこ》OMONMA TENT(取手市) 食材もアートも地産地消

茨城新聞
2018年3月18日

ギャラリー&カフェ「OMONMA TENT(オモンマ・テント)」は、取手市の東京芸大取手キャンパスの近くにある。ギャラリーに併設したカフェは、近所で取れる珍しい野菜やあまり出回っていない食材を使った料理を提供する。代表の福田ななさん(37)は「取手は地の利がある。食材もアートも地産地消」と話す。

同店は10年前、同市を拠点に活動する作家と作品を紹介するギャラリーをメインにオープンした。店内に入って右手奥がギャラリーで、併設のカフェが左手にある。

営業は毎週金、土、日曜の3日間。他に仕事を持つ福田さんと熊倉昌子さん(71)、川上文彦さん(37)が運営する。3人とも美術を学び、「つくること」に造詣が深い。カフェで出す料理は、毎日変わる食材をどう生かすか考えて調理方法を決める。福田さんは「作り手の顔が見える食材にこだわる」と話す。

定番メニューのスープとパンのセットは、近所で栽培された新鮮で珍しい野菜を使う。この日は、だしが染み込んだカブとセロリのスープで、芽キャベツ入り。サラダは、茎が赤や黄色でホウレンソウに似た西洋フダンソウなど約10種類の野菜。3種類のパンは、フランスやイタリアから半焼成の状態で輸入する。「小麦の甘さを感じられスープに合う。おいしいと感じたものしか出さない」と熊倉さん。

カレーやパニーニ、企画展に合わせた月替わりメニュー、デザートも充実する。紅茶は、国を問わず国内に代理店がないメーカーから仕入れる。茶葉の特徴を書いたカードを作り、「初めて見るものが多い。お茶に合うレシピも載せた」(川上さん)という。

吹き抜けのギャラリーでは、プロ作家の展覧会をほぼ毎月企画し、購入しやすい価格で展示販売している。同市や周辺在住の作家を中心に、県内外の作家も紹介。カフェで使う個性的なテーブルや椅子、食器も作品で、オーダーできる。「地元でも、近くにアーティストがいると知らない人は多い。ギャラリーも見てアートや作品を身近に感じてほしい」と福田さん。

ギャラリーは4月1日まで、利根町在住の日本画家、中村寿生さんの作品展を開催。古民家の暮らしを題材にした掛け軸約40点を楽しめる。

■お出かけ情報
OMONMA TENT
▼取手市小文間4154の4
▼営業時間は金、土、日曜 の午前11時~午後9時
▼(電)0297(63)3533

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