スマホアプリでスタンプラリー  鬼怒川温泉の魅力発信

下野新聞
2018年3月8日

 【日光】鬼怒川温泉の若手経営者などで構成する「プロジェクトみやび」(阿部翔平(あべしょうへい)リーダー)は、鬼怒川温泉中心街でスマートフォン(スマホ)アプリを活用した若者向けイベント「鬼怒川温泉街中ARスタンプラリー2018」を実施している。スマホ1台で手軽に温泉街を散策できる新しい企画で、地元の魅力を発信するのが狙い。6月30日まで。

 4月から始まるJRグループの大型観光企画「栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」と、東武鬼怒川線を走るSL「大樹(たいじゅ)」の運行初年度を記念した特別企画。

 イベントには無料観光アプリ「かんぷら」を使用。スマホの地図上で現在地を確認しながら温泉中心街の菓子店やカフェ、ホテルなど計10カ所を巡り、各チェックポイントに設置されたタペストリーのQRコードを読み込んでスタンプを集める。東武鬼怒川温泉駅などで手に入るチラシをかざすと、特別なAR動画も流れる仕組みになっている。

 参加者が各地で記念撮影をすることも考慮し、玩具メーカー「トミーテック」(壬生町)の「鉄道むすめ」シリーズで東武線特急スペーシアで車掌を務める設定のキャラクター「鬼怒川みやび」などが装飾されたフォトフレーム4種類も用意。写真は写真共有アプリ「インスタグラム」など会員制交流サイト(SNS)に投稿できる。スタンプ全種類を集めると鬼怒川みやびとSL大樹が印刷されたA5判の記念ノートがプレゼントされる。

 阿部リーダー(33)は「DC期間中に魅力的な企画が多い中、地元を巡る中でスタンプラリーを楽しんでもらい、地域活性化につなげたい」と意欲を見せている。

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