《食いこ》Cafe Banraiken(土浦市) 体に染み渡るコーヒー

茨城新聞
2018年2月11日

学園東大通りと国道6号が交わる交差点。雑居ビルの2階、アパートの一室を思わせる扉の奥に木のぬくもりが漂う隠れ家のような空間が広がり、コーヒーの香ばしさに包まれる。自家焙煎(ばいせん)のコーヒーと県産の地養卵を使ったチーズケーキが評判。“お一人さま”から女子高生、年配者まで幅広く親しまれている。

少々変わった店名は、店主の小林大輔さん(43)の実家(千葉県柏市)で43年間営む中華料理店「萬来軒(ばんらいけん)」が由来。「店は継げなかったので、名前だけでも継がしてもらった」と、開店から7年、笑顔と帽子の似合う小林さんが1人で切り盛りする。

自家焙煎のコーヒーは全11種。粗びきの豆を25グラム使ったこだわりの一杯(180cc)をネルドリップで丁寧に入れる。「最初の一口より、最後の一口がおいしいコーヒーを求めている」と小林さん。雑味がなく体に染み渡る一杯を日々追求し、豆選び、焙煎、抽出など全てにおいて一切の妥協を許さない。一押しはイエメン産の最高級豆を使った「モカ・マタリ」。芳醇(ほうじゅん)でこく深く、口当たりの柔らかさが人気だ。珍しいインド産の「モンスーン」は、マイルドな苦味と甘味のバランスが良く、飲みやすいという。

コーヒーに合う一品に、手作りの「ミディアムチーズケーキ」が欠かせない。牛久市の長沼養鶏場の地養卵や北海道産クリームチーズ、沖縄県産本和香糖を使った自慢の逸品は、1日に2ホール、16個分しか作れない看板メニュー。自家製塩キャラメルホイップとの相性も抜群で、ベイクドでもレアでもない絶妙な食感と濃厚なチーズの風味にとりこになる人が多い。「1週間に何度も来店してくれるお客さまも多いので、安心、安全、おいしいが三本柱」と食材に細心の注意を払う。自家製天然酵母で作る自家製ベーグルのサンドイッチ「アボカド&スモークサーモン」には、県産のパン用小麦「ユメシホウ」や天然紅シャケを使う。

定休日を利用し、市内外の野外イベントにも積極的に出店する。「店が2階にあるので、足の不自由な方は来店しにくいんです。だから、自分から会いに行くんです」 

■お出かけ情報
Cafe Banraiken
▼土浦市中村南4丁目12の5小林ビル201
▼営業時間は午前11時~午後7時
▼定休は水曜、日曜、祝日
▼(電)029(895)3583

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