冬を照らす幻想夜景 日光・湯西川温泉 かまくら祭

下野新聞
2018年2月6日

 日光市の冬の風物詩「湯西川温泉かまくら祭」が同市湯西川の温泉街で行われている。沢口河川敷では約800個のミニかまくらにろうそくの明かりがともる幻想的な光景が、観光客を魅了している。3月4日まで。

 同温泉旅館組合を中心とした実行委員会が冬の観光の呼び物にしようと取り組みを始めて、今回で25回目。ミニかまくらは地元の住民の手作りで、約1千個まで増やすという。

 5日は台湾からの外国人観光客も多く訪れ、日本夜景遺産にも選ばれているミニかまくらの光景を写真に収めていた。大阪府吹田市、大学3年森山奈美(もりやまなみ)さん(21)は「かまくら祭りを目的に栃木に初めて来た。想像以上に数が多くてとてもきれいだった」と感動していた。

 ミニかまくらは水、木曜日を除き、午後5時半~同9時に点灯される。このほか、メイン会場の「平家の里」には高さ約5メートルのかまくら7個が造られ、内部で鍋料理が味わえるなど、温泉街は雪国情緒に包まれている。 

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