刀剣フィーバー再び、足利学校で初公開 「刀剣乱舞」刀工の作品も

下野新聞
2018年1月11日

 【足利】江戸時代の刀工加州清光(かしゅうきよみつ)と大和守(やまとのかみ)安定(やすさだ)、源景国(みなもとのかげくに)が作ったとされる刀3振りの特別展示会が2月2~25日、昌平町の史跡足利学校で開かれる。いずれも初公開で、さやや装飾品も展示する。清光と安定は、擬人化した刀剣を集める人気ゲーム「刀剣乱舞」に登場する刀も鍛えた刀工。昨年の刀剣展「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)展」ではゲームの女性ファンらが全国から殺到しており、地元の商業関係者は街なかの回遊増加にも期待を寄せている。

 展示品のうち、清光は全長86・9センチ。「清光作」と銘が刻まれ、装飾が施されたさやも見ることができる。安定は全長107・6センチと最も大ぶりで、江戸時代中期のものとみられる赤いさやが付いている。

 景国は1862年に作られ、「晴雲斎源景国(せいうんさいみなもとのかげくに)」と刻まれている。同時期に足利学校で脇差しを作刀しており、今回の展示品も同学校で制作した可能性が高いという。

 展示会は、坂東武者に扮(ふん)した市民らが市内を練り歩く「節分鎧(よろい)年越」など、さまざまなイベントを実施する「足利冬物語」の一環。昨年3~4月に市立美術館で開かれた山姥切国広展に感化された所有者2人が、同学校に貸与を申し出て実現した。同学校事務所の森山好昭(もりやまよしあき)所長は「所有者の理解があって実現できた。多くの刀剣ファンが足利学校にも興味を持つきっかけになれば良い」と強調する。

 山姥切国広を展示した際は、市内の飲食店や商店などでさまざまな関連企画を実施し、全国の来場者をもてなした。地元、通2丁目商業会の浜田陽一(はまだよういち)会長は「今回も何らかの企画を検討している」と話した。

 午前9時~午後4時半。2月19日は休館。一般420円、高校生210円、中学生以下は無料。(問)同学校0284・41・2655。

 [写真]展示される左から清光、景国、安定(史跡足利学校提供)

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