韓国からチャーター便 茨城空港、来年2月に半月間

茨城新聞
2017年12月22日

県は21日、韓国の格安航空会社(LCC)イースター航空が、茨城空港(小美玉市)とソウル(仁川)を結ぶ連続チャーター便を来年2月中旬から半月間運航すると発表した。韓国から茨城空港への連続運航は、2011年3月の東日本大震災でアシアナ航空の定期便が途絶えて以来となる。同社の乗り入れは初めて。県は「今回は短期間の就航となるが、定期便につながることを期待したい」としている。

運航は2月15日~3月3日まで、火、木、土曜日の週3便計8往復。全て韓国から日本へのツアー客向け。2泊3日か3泊4日のツアー7回分を、韓国の旅行会社、旅行博士(ソウル)が扱う。航空機はB737を使用する。

大井川和彦知事は21日の定例記者会見で「チャーター便をきっかけに定期便を目指したい。茨城だけでなく、栃木、群馬と北関東3県で連携して可能性を広げていく」述べた。同席した旅行博士の黄教允(ファンギュヨン)日本営業チーム本部長は「茨城は温泉やおいしい食べ物が抱負。成功すると確信している」、イースター航空の李東?(イドンヒョン)韓国チーム次長は「LCC運航にはいい条件がそろっている。利用者を定着させ、定期便化に努力したい」とそれぞれ話した。

イースター航空は2007年10月設立。日本国内には成田、関西、新千歳など7空港に就航している。

茨城空港の韓国便は今年7月、韓国のLCC・ジンエアーが済州を結ぶチャーター便を運航している。

県は同日、来年3月に茨城空港と台湾を結ぶチャーター便の運航も発表した。3月1日、同8日からそれぞれ4泊5日のツアーが設定されている。 

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