どぶろく祭り、神酒求め行列 行方・春日神社

茨城新聞
2017年11月24日

1200年以上の歴史がある行方市の無形民俗文化財「どぶろく祭り」が23日、同市青沼の春日神社で開かれた。全国でも数カ所しか許されていない神社でのどぶろく醸造で、神酒を求めて県内外から多くの参拝客が訪れた。

祭りは、平安時代初期に同神社が奈良の春日大社から分祀(ぶんし)した際、八石八斗の酒を醸造して祝ったのが起源とされる。地元の4地区が順番で当番を担い、今年は台組の氏子たちが今月上旬の元仕込みから毎日、温度管理をして約300リットルのどぶろくを造った。

同日はあいにくの雨だったが、早朝から神酒を待つ人々で長い列ができた。どぶろくは氏子たちが拝殿前でたるからすくい、参拝客に振る舞われた。毎年訪れる市内の会社員、高須博幸さん(53)は「甘みがあって後口も良く、今年もおいしい」と喜んだ。

台組の世話人、大里正道さん(52)は「昔から変わらぬ製法で、絶やさないように造っている。遠くから来てくれる方たちのためにも今後も守っていきたい」と語った。

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