九尾の狐観光キャラに  来年4月から那須町協会

下野新聞
2017年11月7日

 【那須】那須の魅力を広く国内外に発信しようと町観光協会は6日、AR(拡張現実)機能を活用した新たな情報発信事業を始めると発表した。那須に伝わる伝説「九尾の狐(きつね)」をモチーフにした新たなアニメキャラクターを創作し、QRコードを通じて観光情報を3カ国語で案内する。同時に伝説が海外でも知られていることから、この事業を「プロジェクト9b(きゅうび)」と名付けて会員制交流サイト(SNS)などで海外に広め、外国人観光客も呼び込みたい考えだ。

 QRコードはB5サイズのシールにして、殺生石や那須岳周辺など町内の観光スポット9カ所の案内板などに張って表示。「九尾の狐」をモチーフにしたキャラクターが語り部となり、日本語、英語、中国語でその観光スポットの特徴や歴史などを1分間紹介する。JRグループの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環として、来年4月から運用を始める。

 QRコードの横にはキャラクターを表示し、AR専用アプリでスキャンするとスマートフォンの中に出現。カメラ機能を使って、現実世界をバックに記念撮影もできる。今後は町内のレジャー施設や店舗、日光国立公園内も視野に入れて掲示場所を増やしていくという。

 キャラクターデザインは漫画「ゼルダの伝説~時のオカリナ」などで知られ、国内外で活躍する2人組の漫画家・イラストレーター姫川明輝(ひめかわあきら)さんが手掛ける。将来的には海外のJ-POP展への出展も視野に入れる。

 町観光協会の広川琢哉(ひろかわたくや)会長は「アニメやアプリから那須を知ってもらうことで、訪問者も増えるはず」と期待し、「無限に広がる可能性のあるプロジェクト。みなさんと一緒に育てたい」と話した。

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