再活用の旧道、「大正浪漫街道」と命名 紅葉シーズンにイベント展開 那須塩原

下野新聞
2015年10月1日

 【那須塩原】本格的な紅葉シーズンを前に塩原温泉観光協会は1日から、国道400号の旧道約1・3キロを「大正浪漫街道」と名付け、11月30日までイベントを展開する。沿道にベンチや塩原にゆかりのある近代の小説家幸田露伴(こうだろはん)(1867~1947年)らの文学碑を設置。坂内正明(さかうちまさあき)副会長は「塩原の紅葉と文学をPRし、地域の活性化につなげたい」と話している。

 同街道にはイベントに合わせ幸田と徳冨蘆花(とくとみろか)(1868~1927年)の文学碑を設置した。

 幸田は塩原温泉に5度訪れており、直筆の色紙も旅館「満寿家」に残るという。碑の場所は「回顧(みかえり)の滝」から西に進んだ回顧園地。一方の徳冨も紅葉時季に訪れた塩原渓谷の魅力を作品で表現しており、この中の一節を碑文に刻み「連珠の滝」近くに設置する。

 期間中は文学碑と滝を散策するイベントも実施する。

 2011年の国道400号蟇(がま)石トンネル完成後、車がほとんど通らなくなった旧道を地域活性化に役立てようと、塩原温泉観光協会は旧道を管理する県大田原土木事務所などの協力を得てイベント開催を決めた。

 (問)同協会0287・32・4000。

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