自然と対話、創作ダンス 鹿嶋・下津海岸

茨城新聞
2015年9月28日

世界的な現代舞踊家、ケイ・タケイさんのグループが27日夕方から夜にかけ、鹿嶋市下津の下津海岸で公演「『春の祭典』農地に立って」を開いた。静かに波音が聞こえる砂浜で生の根源を探り、自然と対話するような独創的なダンスを披露。人間と自然が織りなす〝物語〟を、観衆は息を潜めて見入った。
 同公演は、米ニューヨークなどで独自の創作で評価を受けるタケイさんが、近代の音楽、ダンスの傑作であるストラビンスキー「春の祭典」を野外で上演する「LIGHT津々浦々シリーズ」関東編の締めくくり。メンバーたちは全身を使い、ゆっくりと鹿島灘の風と波、大地の力を表すような動きを見せたり、祈りの儀式のような動作を繰り返した。
 この日は中秋の名月。日が暮れると、月の明かりにタケイさんらの肉体が浮かび上がった。公演後、タケイさんは「私は舞踊家である前に人間。そして人間は自然の一部。自然を学ばなければいけない。私もまだ修行中」と話した。

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