園児、大粒を頬張る 常陸太田でブドウ狩り

茨城新聞
2017年8月24日

本格的なブドウ狩りシーズンを前に、県内有数の産地として知られる常陸太田市のブドウ園で23日、幼稚園児がブドウ狩りを体験し、秋の味覚を楽しんだ。

体験は、子どもたちにブドウのおいしさを味わってもらおうと、JA常陸常陸太田ぶどう部会が毎年、同市内堀町の市立太田進徳幼稚園の親子を招いて行っている。

同市増井町の本多巨峰園には園児、保護者など36人が訪れ、一房ずつ粒の大きさを確認しながら「巨峰」を収穫した。旬のブドウを頬張った西野莉佳子ちゃん(5)は「甘くておいしかった」と笑顔だった。

今年の作柄について同園の本多技研さん(56)は、8月の天候不順でやや生育が遅れているものの「水分は十分で(粒の)張りがよく、非常にいい出来。9月には大粒のブドウが食べられるのでは」と話した。

同部会に加盟する農家53軒では、9月1日にブドウ園が一斉オープンする。 

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