水面覆うオニバス つつじが岡公園 館林

上毛新聞
2017年8月14日

円状の葉と赤紫色の花が特徴のオニバスが、館林市のつつじが岡公園の「もみじの池」で生育し、訪れた人が大小の葉が浮かぶ水面の景観を楽しんでいる=写真。見頃は今月いっぱい。
スイレン科の一年草で、国や県の絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。池では数十センチから約1・7メートルに育った葉の間に小さな花が顔をのぞかせている。
多々良沼一帯で自然保護活動に取り組む「ふるさとガイドの会」(荒井孫四郎会長)が自生地を広げようと種子を収集。昨年9月に公園職員と協力して種をまいた。同市つつじが岡公園課は「公園の魅力が一つ増えた。水辺の景観とオニバスの成長を楽しんでほしい」と話している。

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