読書との違い味わって 絲山さん朗読会 桐生

上毛新聞
2017年8月1日

高崎市在住の芥川賞作家、絲山秋子さんによる自著朗読会が31日、桐生市仲町の「イトーヤコーヒーファクトリー」で開かれ、参加者が絲山さんの語りに聞き入った。
絲山さんは「今とは違う世界」をテーマにした短編4作を朗読。「復員」では、妻や息子に戦時中のことを詳しく語れない復員兵の思いを読み聞かせた。2011年10月から14年3月にかけて上毛新聞で連載した「街道(けぇど)を行ぐ」で訪れたみどり市のコノドント館をモチーフに描いた「コノドント展」も読んだ。
朗読会後に絲山さんは「自分の中で降りてきたものを小説にしている。文字や重さ、紙の手触りなど本で感じられるものと、声の情報は違う。その違いを味わってほしい」と話した。
同店では2日まで、市内外の書店の本を千点以上販売する「夏のボンッまつり」を開催している。午前10時~午後8時(最終日は同3時)。問い合わせは書店「ふやふや堂」(0277・32・3407)へ。

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