茨城空港、61万人超利用 16年度過去最多 国内線けん引

茨城新聞
2017年6月6日

茨城空港(小美玉市)の2016年度の利用者は61万2316人で、過去最多を更新したことが、5日までに分かった。前年度比で5万7966人増えた。国際線利用者は路線減の影響で減ったものの、経営破綻から回復途上にあるスカイマークの国内線が旅客を大きく伸ばした。開港(2010年3月)からの利用者の累計は300万4634人となり、300万人を突破した。

国土交通省東京航空局が茨城空港の発着便を利用した年間旅客数として集計した確定値。国内線は46万2871人で前年度比5万9171人増えて過去最多。国際線は14万9445人で同1205人減り、過去最多だった前年度からわずかに減少した。

国内線は全てスカイマーク便で、前年度に続いて札幌と神戸、福岡、那覇の4路線が1日最大6往復運航。那覇線1便が直行便となり、一時1日2便に増便されたことなどが利用者の増加につながった。

国際線は、中国の深セン(しんせん)、杭州(こうしゅう)、揚州・成都線と台湾の計5路線が相次いで運航を停止し、下半期は週6往復の春秋航空(中国)上海線1路線のみとなった。路線の減少は、運航する格安航空会社(LCC)の機材繰りや経営状況の影響とみられる。

チャーター便は、国内線が稚内、久米島・宮古島の計10便(片道ベース)、国際線が韓国、ベトナムの計16便(同)だった。

県は、駐機場を歩いて搭乗する際の雨天や日差しが強い日の対策として、屋根付き通路「可動式エプロンルーフ」を7月2日から導入するなど、利便性の向上による利用者増を狙う。チャーター便の運航日に歓迎セレモニーを行うなど「おもてなし」にも力を入れている。

また、台湾のLCC、タイガーエア台湾が7月2日から10月25日の日曜、水曜の週2往復、台湾を結ぶプログラムチャーター便を運航する。韓国のLCC、ジンエアーは7月15、17の両日、済州へのチャーター便を運航する。

空港ターミナルビルの来場者数は16年度、138万6700人で、前年度より1万5600人減少した。国際線が上半期まで多く就航していた影響で、イベント開催は48件で、前年度に比べて半減したのが影響した。来場者は同年11月に累計800万人を達成した。

県空港対策課は「国内線は搭乗率が高く、旅客数増加のけん引役となった。上海線も高い搭乗率が続いている」としており、チャーター便の定期便化を働き掛けていく。

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