立ち乗りボード楽しもう 水上をすいすいお散歩 那須・矢の目ダム

下野新聞
2017年5月4日

 【那須】多様な観光ニーズに応えようと、豊原乙の農業水利施設「矢の目ダム」を利用した水上スポーツ体験ツアーが3日、同所で始まった。5月の爽やかな行楽日和の中、家族連れらがボードに立ち乗りするなどしてパドルをこぐ「スタンドアップパドルボード(SUP)」を満喫した。ダムを観光に利活用する町内では初めての試みであり、有望な地域活性化策として期待が高まりそうだ。

 同ダムは2001年、県が那珂川水系の板敷川に建設。湖面の広さは約13・1ヘクタールで町が管理している。

 近年、体験・交流型の「ニューツーリズム」の需要が高まっていることから、町はダムの観光面での活用を決定。これを受けて、町内でスノーボード教室を運営するアウトドアイベント企画会社「Spesアクティビティ那須」(那須塩原市)が、町から使用許可を受け同ツアーを考案した。試行期間は3年間で、町は利用実績などを検証し、本格的に実施するかどうかなどを判断する。

 初日のこの日は1日限定の「体験会」を行った。県内外から約50人が参加し、ボードの上に立ったり座ったりしてパドルをこぎ、湖面から景色を眺める“水上散歩”を楽しんだ。チーム対抗レースも行われ、山あいは参加者たちの歓声に包まれた。
 家族で参加した大田原市中田原、自営業荒井健太(あらいけんた)さん(43)は「春の風を受けながら、ボードに乗って見渡す景色が気持ちよかった」と満足そうだった。

 今季の営業は10月中旬まで。大人6千円、小学生5千円。2日前までに予約が必要。夏ごろからはカヌーも始める。

(問)同社070・1569・0808。

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