観光客に待望のアユ料理  那珂川のやなオープン 大田原

下野新聞
2017年5月2日

 【大田原】那珂川のアユ釣り解禁を1カ月後に控えた1日、黒羽向町の黒羽観光やなが今季の営業を開始した。レストハウスには待ちかねた客が訪れ、開放的な店舗でアユ料理に舌鼓を打っていた。11月3日まで。

 同やなの2016年度の客数は夏季の好天の影響で東日本大震災以降最多の約2万7千人となった。関係者は「ことしは3万人に近づけたい」と意気込む。やなは7月20日ごろから10月末まで設置する。

 約90人が出席した開店披露宴で黒羽観光簗漁業組合長の津久井富雄(つくいとみお)市長は「プレDCで多くの方が大田原に来ると期待する。観光拠点の観光やなをPRしながら飛躍の年としたい」とあいさつ。地元選出の国会議員、県議、市議、漁協関係者が祝辞を述べた。

 自転車で立ち寄った埼玉県新座市新座3丁目、大学3年春日渓太(かすがけいた)さん(23)は「川を見ながらアユ料理を食べられてすごくいい」と満喫していた。

 (問)同やな0287・54・0087。

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