雪山に春 平野は夏 自転車愛好家529人が“疾走” 草津

上毛新聞
2017年4月19日

草津町に春を告げる自転車イベント「雪の回廊ファンライド」(町主催、上毛新聞社など共催)が16日、開通前の国道292号志賀草津高原ルートの一部区間を舞台に開かれた。青空の下、自転車愛好家529人が周辺の景色を楽しみながら、銀世界を駆け抜けた=写真。
草津国際スキー場近くの特設会場をスタート地点として、10キロ先の富士見台を目指すコースで行った。残雪の本白根山など雄大な景色を眺めつつツーリングを満喫できるのが、イベントの大きな魅力。途中で自転車から降り、記念撮影する参加者もいた。
昨年に続いて参加した太嶋佳史さん(28)=さいたま市=は「昨年は悪天候で残念だったが、今年は素晴らしい景色を見ることができてよかった」と笑顔で話した。
ファンライドは、同時期に実施されてきた「ツール・ド・草津」の代替イベントとして開かれ、今年で2回目。草津白根山の噴火警戒レベル引き上げ(2014年6月)でコースの一部が使えなくなったツール・ド・草津は、タイムの計測や順位を競う本格的な自転車レースだったが、雄大な自然を体感し、景色を楽しんでもらうことが目的となっている。

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