老神で初の「へびサミット」 108メートル大蛇みこし登場 14団体が参加 講演や資料展 来月12日

上毛新聞
2017年4月14日

ヘビにまつわる祭りを開催している全国の団体が一堂に会する「第1回全国へびサミットin老神温泉」が5月12日、沼田市利根町の老神温泉で開かれる。各地の祭りを講演や資料展示などで紹介し、ヘビを活用した地域活性化について考える。

上神明天祖神社(東京都品川区)、おおとりまつり(埼玉県鴻巣市)、さいたま竜神まつり会(さいたま市)、岩国白蛇保存会(山口県岩国市)、ジャパンスネークセンター(太田市)など14団体が参加。基調講演やパネルディスカッションのほか、祭りと各地域の観光を紹介するパネル展示、パンフレットの配布を行う。国天然記念物「岩国のシロヘビ」(岩国市)も公開される。
2013年に世界最長(当時)の祭り用ヘビとしてギネス認定された、全長108メートルの大蛇みこしの渡御も行われる。大蛇みこしは温泉街ではへび年にしかお目見えしないため、サミットのPRに一役買いそうだ。
地域間交流を深め、観光を盛り上げるのがサミットの狙い。主催する老神温泉観光協会(金子充会長)が毎年開く大蛇まつりに合わせて実施する。協会は昨年9月に都内で初めて開かれた「しろへびサミット」に参加するなどして交流の輪を広げ、全国の団体に呼び掛けた。
金子会長は「地域を結び付ける新たな祭りとなればうれしい。参加団体との交流をさらに深めたい」と話している。
サミットのPRのため、24日から大蛇みこしを老神温泉の湯之上集会所で公開し、全国の祭りの資料もゴールデンウイークに合わせて展示する。

 

【写真】へびサミットの一環で、全長108メートルの大蛇みこしの渡御が行われる=2013年5月撮影

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