浅間牧場 観光地に 売店や遊歩道延伸 冬はスノーシューで散策

上毛新聞
2017年3月18日
0317asama-bokujo

浅間山周辺の観光振興に向け、県は新年度、長野原町北軽井沢の浅間家畜育成牧場=豆辞典=の再整備に乗りだす。遊歩道の長さを4倍近くに延ばして場内を周遊できるようにするほか、新たな駐車場や売店を整備し、一般来場者が利用しやすいようにする。北軽井沢と都内を結ぶ高速バスの運行も日に開始。浅間山の噴火警戒レベル引き上げで低迷する周辺の観光客を取り戻す。

県による地域拠点整備事業計画が内閣府の地方創生拠点整備交付金の対象に決まった。事業費は約1億5千万円。
計画では、牧場入り口付近から溶岩ドームの「天丸山」付近まで約1・8キロの遊歩道を、作業道に沿って南西方向に周回できるよう延ばし、計約6・5キロにする。延伸する遊歩道の周囲には防疫のための柵を設置する。
牧場内の事務所近くには20台収容できる一般向け駐車場(560平方メートル)やソフトクリームなどを取り扱う売店を新たに設ける。2017年度までに一連の整備を終え、18年度から新しい遊歩道や駐車場、売店の活用を始める。春から秋まで観光客が遊歩道の散策を楽しみ、冬には民間会社のスノーシューツアーを受け入れる。

浅間牧場はこれまでも観光客を受け入れていたが、PRに力を入れてこなかった。整備に合わせ、防疫態勢強化のため、立ち入り禁止区域を示す看板や誘導標識を設置するほか、消毒の徹底を呼び掛ける。旅行社など団体利用時は責任者にマナー徹底を促す。
松村一男場長は「マナーを守った上で、自然が好きな人に足を運んでもらいたい」と話した。

北軽井沢周辺は、気象庁が15年6月、浅間山の噴火警戒レベルを最低の1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げたのを機に、観光客の入り込みが低迷している。
アクセス向上に、東急トランセ(東京)などが北軽井沢や長野県軽井沢町、草津温泉を回る形で運行し、東京・渋谷と結ぶ高速バスは16日に北軽井沢観光協会前で出発式が行われた。浅井進・北軽井沢観光協会長は「浅間牧場の集客が増えることで周辺の施設や店舗の集客につなげ、北軽井沢の活性化につなげたい」と期待した。

【豆辞典】浅間家畜育成牧場
1883(明治)年に、皇族の北白川宮能久親王が開設した放牧場が起源。1931(昭和6)年に経営者が県畜産連合会に替わり、年(同)年に県営化。現名称となった。現在は春から秋にかけて県内の酪農家から預かった育成牛約500頭、冬は約300頭を飼育する。広さ約800万平方メートル。
【写真】新たな観光拠点として再整備される浅間牧場=同牧場提供

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