《上州真田》フィギュアで地域PR 小松姫と「めっとこ」

上毛新聞
2017年3月10日

上州真田武将隊の隊員でイラストレーターのさかい蔵人(くらんと)さん(35)=高山村=が、「上州真田 信之・小松姫プロジェクト」のキャラクターの小松姫と、両毛地域のPRをしているキャラクター「めっとこ」を組み合わせたアクリルフィギュアを作った。「地域の歴史に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい」と思いを込める。5日に販売を始めた。

めっとこは、飲食店経営などの「清州」(太田市下浜田町)が運営している「めっとこプロジェクト」のキャラクター。同プロジェクトから企画の提案があり、さかいさんがイラストを描いた。
小松姫のデザインに合わせ、普段は赤色の法被を着ているめっとこを赤いよろい姿にした。徳川方の小松姫と敵対させないために、豊臣方の真田信繁の赤備えではなく、徳川家臣の井伊直政に由来するよろいと物語を作った。さかいさんは「ただ2体を並べるより、ストーリーがあったほうが面白い。架空でも歴史上の矛盾がないように考えた」と説明する。
フィギュアにはQRコードが付いており、スマートフォンで読み取ると2人の絆を描いた映像が見られる。フィギュアとQRコードが連動した仕組みは「ずっと温めていたアイデア。4年越しで実現できた」と喜ぶ。
価格は2千円(税別)。キャラクターグッズを取り扱う「コスミン桐生」(桐生市宮前町)で販売している。問い合わせはさかいさん(☎090・2730・5712)へ。

 

【写真】小松姫(右)とめっとこのフィギュアと、さかいさん

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