衣装華やか、雛さながら 行方・蓮城院の稚児行列

茨城新聞
2017年2月27日

行方市麻生の蓮城院(宮川孝栄住職)の「稚児行列」が26日、同院と周辺の麻生陣屋大通り商店街などで行われた。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちが商店街を歩く姿を、地元のお年寄りなどがうれしそうに笑顔で見守った。

稚児行列は、子どもたちの健やかな成長を祈る行事で、少子化の影響などで1995年を最後に途絶えていたが、昨年に同院と市商工会が協力して20年ぶりに復活した。今年も市内で開催中の第5回「行方の雛(ひな)まつり」に合わせて実施。おひなさまのようにかわいらしい子どもたちが同院から麻生藩家老屋敷記念館までの区間を歩いた。

市内の主婦(59)は「子どもたちの行列はまちを明るくする。商店街の昔のにぎわいが戻ったみたい。これからも続けてほしい」と話した。

「雛まつり」は3月3日まで開かれ、市内各所でつるしびなやひなの段飾りが見られる。

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