「米ゲル」で菓子や総菜 那珂、特産目指し7品開発

茨城新聞
2017年2月24日

米飯をゼリー状にした加工食品「米ゲル」を使って特産品を作ろうと、那珂市商工会は23日、市内飲食店が開発したプリンやクッキー、ギョーザなど7種類の食品を発表した。試食した参加者は「滑らか」「サクサク感が出ている」と好評価。各店は新食感の菓子や総菜として商品化を視野に入れ、地域の活性化やコメの消費拡大を目指す。

7品目は、菓子やパン、ラーメンなどの飲食店などが昨年6月から、地元の稲作農家や市、商工会と連携し、米ゲルを使った開発に取り組んできた。

この日発表されたのは、水まんじゅう▽かぼちゃプリン▽クッキー▽リーフパイ▽チキンナゲット▽焼き・揚げギョーザ▽パパイヤ包み-の7品。同市福田の市中央公民館で関係者約70人が参加し、試食した。

試食した参加者は「プリンが滑らか」「クッキーは通常の小麦よりもサクサク感が出ている」「ギョーザの皮の食感がいい」などと好評価した。

米ゲルは、農研機構(つくば市)が開発した。粘り気が少ない高アミロース米を原料として、炊いた後に高速でかき回してできるゼリー状の素材。うどんのような硬さから、ソフトクリームのようなやわらかい食品まで自在に加工でき、小麦粉やゼラチン代わりとして利用できる。やわらかさを維持できるため、数日経過後もふっくらとしたパンを作ることもできる。

リーフパイを開発したパン工房シャンテの森島徹さん(45)は「焼いた後は水を吸いにくい性質で、ぱりっとした食感が長持ちする」と説明。講評した県洋菓子協会の根本高行会長は「米ゲルは面白い素材。使い方をさらに研究してほしい」と期待を寄せた。

各店は今後、商品化や市内外で開かれる食関連のイベントで販売する。市商工会の浅川清司会長は「各店が時間をかけて開発した商品。ぜひ那珂市に足を運んで食べてほしい」とPRした。 

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