群馬県ゆかりのソリスト出演 群響が演奏 新演出のオペラ「蝶々夫人」 4日、高崎

上毛新聞
2017年2月1日

高崎市の新ホール完成を見据え、高崎財団が取り組む舞台創造事業の第1弾として、オペラ「蝶々夫人」(プッチーニ作曲)が4日、群馬音楽センターで上演される。本県ゆかりのソリストや公募で選ばれた高崎オペラ合唱団が出演。欧州で活躍する俳優・演出家の笈田(おいだ)ヨシさんによる新たな演出で、群馬交響楽団の演奏と共に人間の美しさを描く。
同市では群響の新たな拠点ともなる「高崎文化芸術センター(仮称)」が2018年度に完成予定。舞台創造事業はこれに向け、大手プロモーターが企画した公演を買い取るだけではなく、市民が主体的に関わることで文化を成熟させていくことが狙いだ。
「蝶々夫人」は高崎のほか、金沢、大阪、東京の全国4劇場の共同制作。同財団によると、開館翌年の1962年に群馬音楽センターで最初に上演したオペラでもあるという。
タイトル役は国際的なソプラノ歌手で「ぐんま観光特使」の中嶋彰子さん。高崎市出身のバリトン歌手、猿谷友規さんは役人を演じるほか、オーディションで選ばれた16~69歳の男女26人による合唱団を指導している。
公演は22日、金沢歌劇座(金沢市)で始まった。初日を終えた中嶋さんは「これまでの人生にないくらいプレッシャーを感じたが、笈田さんに抱きしめて『よし』と言ってもらえた」と手応えを感じた様子。「蝶々夫人を一色にせず、見た人なりの解釈ができるよう演じたい。高崎の仲間とも手を取り合い、群馬の文化を深みのあるものにしたい」と話す。
猿谷さんは「新演出の『蝶々夫人』は、全ての役に従来と異なる角度から見た人間像があり、緊張とともにわくわくした。高崎の合唱団と一致団結して臨みたい」と意気込む。
午後4時開演。全席指定でS席1万円~B席6千円。SS席とC席は完売。問い合わせは群馬音楽センター(027・322・4527)へ。

 

【写真】「蝶々夫人」で共演する中嶋さん(手前左)と猿谷さん(同右)=22日、金沢歌劇座(高崎財団提供)

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