初入荷マグロ威勢よく競り 宇都宮市中央卸売市場

下野新聞
2017年1月6日

 宇都宮市簗瀬町の同市中央卸売市場で5日早朝、マグロなどの初競りが行われ、場内に競り人たちの威勢のよい掛け声が響き渡った。

 午前5時半に鐘が鳴り、水産物卸売会社「宮市」の小林保彦(こばやしやすひこ)社長(51)が「厳しい時代だからこそ、全員で力を合わせなければならない。今年もよろしくお願いします」とあいさつ。三本締めの後、マグロなどの競りが始まった。

 冷凍メバチマグロは、値段の高騰などで例年より少ない約40本が入荷。競り人が大きな声でマグロの番号を読み上げ、仲買人が指のサインで希望価格を提示。瞬く間に競り落としていった。1本当たりの最高値は約20万6千円(82・5キロ)だった。

 同市場によると、この日の水産物入荷量は例年より少なめの約19・7トン。青果物は葉物などの入荷が多く、約428トンだった。

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