笠間稲荷、門前通り石畳に 稲田石使用、にぎわい創出へ

茨城新聞
2016年11月30日
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笠間市笠間の笠間稲荷門前通りのアスファルト舗装が、地元産御影石「稲田石」の石畳に生まれ変わった。にぎわいを創出するための景観整備で、市が2013年7月から3年以上かけ、総事業費2億8200万円で完成させた。これを契機に地元住民らは、ソフト面で活性化の取り組みを進めている。

同通りとその周辺には土産店や飲食店など約40の店舗・事業所が立ち並ぶ。全盛期は倍以上の店舗があったが、徐々に衰退し、石畳化は振興につなげる一手として実施した。市は「多くの方に稲田石を知っていただく場にもなる」(まちづくり推進課)と、地場産業のPRにも期待を寄せる。

整備区間は「高橋町」の交差点から旧井筒屋旅館前までの市道334メートル区間。車道は厚み9センチの稲田石を敷き、道幅は従来の約7メートルから5メートルに狭めた。その分、歩道は1・5メートル前後だった幅を2・5メートル前後まで広げ、歩行者の安全を優先。これまではれんが敷きの部分もあったが、車椅子でも凸凹が気にならず、雨でも滑りにくい透水性アスファルトに変えた。

このほか、歩道には、稲田石製で笠間焼のかさが付いたLED照明灯を24カ所設置し、夜間の景観や安全にも配慮。旧井筒屋旅館の近くには、観光客などの休憩スペース「大町ポケットパーク」を設けた。

総事業費のうち、国の社会資本整備総合交付金を約1億5千万円充て、半分以上を国費で賄った。

石畳化に伴い、門前通りでは店舗経営者や住民らがソフト面で尽力し、ハード面を担当した行政と両輪で活性化を図っている。通りの在り方を考える勉強会“かさまち考”が定期的に開かれ、街並みづくりのガイドラインを作り、えんじ色に近い「笠間朱色」を各店舗に配色して統一感を出すなどしてきた。

笠間稲荷門前通り商店街協同組合の沼田雄一郎理事長(45)は「景観が改良され、門前の雰囲気が出たが、これだけでにぎわいが戻るわけではない。地元で一層の努力をしたい」と話した。 

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