フランクフルトに似た貝の仲間展示 全国初、県大洗水族館

茨城新聞
2016年11月27日

フランクフルトに似た姿が特徴の珍生物「サンゴノフトヒモ」が大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で、全国で初めて展示されている。

県の調査船「いばらき丸」が、本県沖の水深450メートルの海底で採取した3個体で、いずれもオレンジ色の体。直径は3~4センチで、長さ20センチ。

同館によると、サンゴノフトヒモは原始的な貝の仲間に分類されるが、生態には不明な点が多いという。同館2階の「大陸棚の生物」のコーナーで、深海の花とも呼ばれる「ダーリアイソギンチャク」とともに展示されている。普段はじっとしているが、時折、ナメクジのようにはって動くのを確認できる。同館担当者は「動き方や餌の食べ方など、何から何まで新発見。多くの方に、この珍生物を見に来てほしい」と話していた。

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