茨城の観光 知識問う マイスター試験に345人
本県観光の魅力を伝える人材育成やおもてなし強化を目的とした県の「いばらき観光マイスター」認定試験が23日、県内7会場で開かれた。宿泊業者やタクシー運転手ら観光関連事業者、大学生など10~80代まで幅広い年齢層から計345人が受験し、観光名所や特産品などに関する問題に挑んだ。
試験はマークシート方式で行われ、受験者は「いばらき観光マイスターガイドブック」の中から出題された、県内の観光名所や特産品など4択式50問を60分間の制限時間内に解答した。
水戸市千波町の県民文化センターで受験した市内のホテル従業員、大橋菜里(なのり)さん(20)と浪越千草さん(19)は「身に付けた知識を今後の業務に生かしたい。観光名所に関する案内などお客さまの要望にスムーズに応えたい」と声をそろえた。
観光マイスター制度は、県民総ぐるみで本県の魅力度向上を目指し施行された「いばらき観光おもてなし推進条例」に基づく事業。茨城国体や東京五輪の開催を控え、おもてなし強化へ県内観光地に関する知識や観光客への対応力に優れたマイスターの拡充を目指す。
合格者には「いばらき観光マイスター」の認定証と上級の「観光マイスターS級」の受験資格が与えられる。昨年は509人が受験し、282人が合格した。
今年の合格者は11月15日、県の観光情報サイト「観光いばらき」内で発表する予定。
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