広域バス 実証始まる つくば市と筑西・桜川市

茨城新聞
2016年10月2日
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つくば市と筑西・桜川両市による広域連携バスの実証実験運行が1日、スタートした。運行区間はそれぞれ筑西市中心部と桜川市真壁地区から筑波山麓のバスターミナルまで。つくば市が運行するコミュニティーバスへの乗り継ぎで、つくば市中心部までを最大約90分で結ぶ。3市は利便性向上による生活圏拡大や観光など交流人口の増加を期待。また同事業を機に連携を深め、相互の地域力向上や定住促進化を目指す。

3市によると、事業費は両路線を合わせて3380万円で、国の地方創生加速化交付金を充てる。期間は来年3月末までの半年間。運行は民間会社「関鉄パープルバス」に委託した。

筑西と桜川の両市民は買い物や通勤通学、通院などの面でつくば市と関係が深く、特に筑西市明野地区や桜川市真壁地区はその傾向が強い。また、つくばエクスプレスを利用して首都圏を行き来する住民も多い。両市の路線バスは2011年までに全て廃止されているが、住民からは路線復活を望む声が上がっていた。

筑西ルートは、JR下館駅北口を始点に明野地区を経由して筑波山口に至る。1日7往復の計14本運行し、時間帯は午前7時台~午後8時台。片道約40分で13停留所を設置した。桜川は市真壁庁舎から紫尾地区を経由するルートで、1日16往復の計32本を運行し、時間帯は午前5時台~午後11時台。片道約30分で9停留所を設けた。

両路線とも運賃は片道200円(障害者と小学生は半額、未就学児は無料)。筑波山口でつくば市のコミュニティーバス「つくバス」に乗り継ぐと100円が割り引かれ(降車時に割引券配布)、片道上限500円でつくばセンターまでを行き来できる。

運行初日の同日早朝、桜川市は真壁庁舎で運行開始式を開いた。大塚秀喜市長は「交通弱者の足と来訪者の移動手段の確保することは行政の責務」と強調。「生活圏の拡大だけでなく首都圏への通勤通学もできる」と利用を呼び掛けた。

筑西では通院や都内へ向かう十数人が第1便を利用した。同市築地の女性(67)は「これまで下館駅から下妻を経由してつくば市に通院していた。利用しやすく料金も安くて助かる」と笑顔を見せた。

筑西市は運行期間中、調査員らが乗車して利用者の意見や利用状況を調べる予定。検証結果を踏まえ、来年4月以降も運行を続ける。桜川市も同様に検証して運行を継続する方針で、大和地区や岩瀬地区への路線拡大も視野に入れている。

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