筑西の市民研究会 「加波山事件」調査を収録

茨城新聞
2016年9月6日

1884(明治17)年の「加波山事件」を調査する筑西市の市民団体「自由民権加波山事件研究会」が会誌を創刊した。会員20人が3年間の活動の成果や遺族との交流などの記録をつづった。代表の桐原光明さん(68)は「自由と民主主義とは何かを考えるきっかけになれば」と話している。

会誌のタイトルは「自由立憲政体の魁(さきがけ)」。民主主義の下での国会と憲法制定を目指した志士16人が、同事件で山頂に掲げた旗印から命名した。A4判で全40ページ。全て手作りで、会員たちの論文や感想文のほか、桐原さんの序文などで構成されている。

同会は2014年の同事件130年を前に、志士の思いを少しでもくみ取ろうと発足。会員は26人で、毎月1~2回、現地研修や資料の調査などの活動をしている。今年は福島県喜多方市や三春町を訪れ、加波山事件に関連する1882年の「福島事件」の関係者と交流を深めた。

会員の白石誠さん(67)は、事件について「明治の自由民権運動があるから、今の自由や平和がある」と強調。多くの市民に「関心を持ってもらいたい」と話す。

会誌は150部発行。市内の図書館と公民館に無料配布するほか、希望者には1部300円で提供する。問い合わせは桐原さん(電)0296(24)6450、白石さん(電)0296(24)4489。 

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