世界で唯一の“木琴” 小学生ら20組、製作体験 水戸芸術館

茨城新聞
2016年8月22日

木琴奏者の通崎睦美さんと一緒に、木琴を作るワークショップが21日、水戸市五軒町の水戸芸術館で開かれた。小学生ら20組が参加し、それぞれの好きな音階が並んだ世界で一つだけの木琴を完成させた。

同館が2011年から夏休みに企画している体験プログラム「こども・こらぼ・らぼ」の一環。通崎さんは14年に木琴奏者・平岡養一を描いた著書で吉田秀和賞を受賞。演奏活動のほか、ワークショップなどで木琴の魅力を現代に伝えている。

参加者は通崎さんの説明を受けながら、木材をのこぎりで切り、どんな音階を作るかを考えるところから始まった。「木材を長くすると低い音、短くすると高い音が出る。ドレミの音階だけでなく、世界にはいろんな音階がある。どんな音階を作ってもいい」と通崎さん。子どもたちは微妙な音の違いを確認するように、木材にやすりをかけるなどして調整していた。

組み立てた木琴に好きな色を塗ったり、絵を描いたりして完成させた後はコンサートホールへ移動。通崎さんと舞台に立ち、こだわりの音を披露した。「音を調律するのは楽しかった。自分で好きな音を鳴らせた」と話すのは水戸市、渡部桃子さん(11)。同、佐々木寛人さん(9)は「箱を組み立てるのが難しかった。工作は面白い」と、ゲームのキャラクターを描いた木琴に仕上げた。中島吏颯(つかさ)さん(11)は「きょうは弟の4歳の誕生日なので、この木琴をプレゼントしたい」と笑顔を見せていた。

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