古峰ケ原高原に「高原の鐘」 山の日に除幕式 鹿沼

下野新聞
2016年8月12日

 【鹿沼】市内の山岳3団体でつくる「山の日制定記念『高原の鐘』設置委員会」が古峰ケ原高原に設置していた「高原の鐘」の除幕式が11日、同所の四阿(あずまや)で行われ、「山の日」の高原に澄んだ鐘の音が響いた。

 同委員会は鹿沼山岳会、市体育協会山岳連盟、市自然公園指導員会が組織。歴史ある郷土の山々に親しみ、その恩恵に感謝する意義を後世に伝えることを目的に、山の日が初めて施行された同日に合わせて式を行った。来訪者が音色を楽しむほか、事故などが発生した場合に激しく打ち鳴らすことで緊急事態を知らせる役割も担う。

 式は古峯神社の神職による祈祷(きとう)が行われた後、関係者らの幕引きで鐘を披露し、打ち初めが行われた。同委員会の大塚益美(おおつかますみ)代表は「高原の飾りとしてもいい鐘だと思う。音色とハイキングを楽しみに来てほしい」と期待を寄せた。

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