わら人形作り豊作願う 常陸大宮、住民らオカシマサマ復活

茨城新聞
2016年8月10日

わら人形を作って豊作を願う行事「オカシマサマ(お鹿島さま)」を復活しようと、常陸大宮市小貫地域の住民らが7日、地域の伝統行事再興へ交流を深めた。

この行事は、鹿島神宮への信仰と疫病送りをする民間信仰が習合したといわれる。同地域では十数年前まで、個人で行うことがあったが、住民らで組織する小貫地域資源保全会(吉沢幸吉会長)が、地域活性化につなげようと、初めて地域全体で取り組んだ。

小貫鹿島神社に約60人が集まり、麦わらを束ねて約50体の人形を作り、勇ましい武人の顔などを描いた紙を張った。地域によっては「大助人形」「鹿島人形」と呼ばれ、トウモロコシの葉をたすきにして、腰へ刀になぞらえた篠竹を差した。

完成後は竹に刺し、悪霊や疫病の侵入を防ぐため、地域の境界や十字路などに立てた。兵糧となるまんじゅうも作り、重曹を入れた懐かしい炭酸まんじゅうを味わった。吉沢会長は「子どもから年寄りまで参加、3世代や住民の交流につながった。今後も続けたい」と話した。 

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