晃石山にビュースポット整備  栃木のNPO法人  「山の日」に木札を配布

下野新聞
2016年7月29日

 【栃木】大平町西山田の大平山南山麓地域の活性化と環境整備に取り組んでいるNPO法人太平山南山麓友の会(白石喜一(しらいしきいち)理事長)は、栃木百名山に数えられる晃石山(419メートル)のトレッキングコースにビューポイント3カ所を整備した。休憩しながら関東平野などの眺望を楽しめる場を設けることで、多くの人に訪れてもらうことが狙い。新たに国民の祝日になる8月11日の「山の日」には、晃石山登頂記念の木札を無料配布する。

 同会は2007年にNPO法人なって以来、里山の下草刈りや樹木の伐採、トレッキングコースの整備や無料ガイドなどに取り組んでいる。

 晃石山は、太平山神社方面から稜線(りょうせん)をたどるルートが関東ふれあいの道になっている。山麓には七不思議伝説で知られる大中寺などがあり、四季を通じトレッキング客が訪れる。しかしコース両側に高い木が生い茂り、展望を楽しめる場所が少なかった。

 今回の整備は、市地域予算提案制度の助成を受けた。3カ所は、筑波山や冬の晴れた日には東京スカイツリーが見られるぐみの木峠付近と駒形石付近、群馬県側の浅間山などを臨む青入山。きつい坂を上って一息でき、展望のいい箇所を選んで木や下草を伐採し、ベンチなどを設置した。 

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