「ふみの森もてぎ」が落成式 仕込み蔵など移築、18日まで催し

下野新聞
2016年7月16日

 【茂木】町まちなか文化交流館「ふみの森もてぎ」の落成式が15日、同所で開かれた。

 式典には衆参国会議員や地元選出の県議のほか、国や県、建設関係者ら約120人が出席した。古口達也(こぐちたつや)町長は「ふみの森が町民の新しい居場所となり、地域に活性化をもたらす施設になると信じている」とあいさつ。建設過程や施設概要が映像で紹介されたほか、関係者がテープカットを行い、施設の完成を祝った。

 ふみの森もてぎは、図書館や歴史資料展示室を中心とした文化複合施設。建物は鉄筋コンクリート(一部木造)で、延べ床面積2978平方メートル。2011年から用地取得を始め、今年3月に完成した。

 旧島崎酒造の仕込み蔵と質蔵を移築して活用したほか、町有林のスギ製材を用いた軸組構法などを採用。強度や空間の広さ、視覚的な美しさを確保している。

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