「冒険の旅」アプリ導入 壬生町おもちゃ博物館、利用者層拡大に活用
【壬生】町は7月1日、国谷の町おもちゃ博物館にタブレット端末を使って館内を周遊するアプリケーション「ミュートイと封印の紋章」を導入する。町の名物であるおもちゃに関する歴史や文化を学び、クイズを通じて知識の習得を図る。同館は利用者の大半が幼稚園児や保育園児とその家族。町ではアプリを小学生の社会科見学などに活用してもらい、利用者層の拡大につなげたい考えだ。
アプリ開発には地方創生加速化交付金を活用。昨年8月ごろから構想を練り、出題されるクイズは同館職員が考案した。
アプリ専用のタブレット端末を計40台用意。参加者は館内に設置された「紋章」を読み取り、同館やおもちゃに関する問題(全10問)に答えたり、封印されたキャラクターを解放したりする「冒険の旅」の主人公になりきってクリアを目指す。
制限時間は1時間。全てのキャラクターを解放し、全問に答えるとエンディング画面が見られる。
利用時間は午前9時半~11時半、午後1~3時。同館専用受け付けで申し込みを行い、1グループ1台で貸し出す。利用は無料だが、別途入館料が必要。
紋章のマークは1カ月に1回程度移動させるほか、内容も入れ替える予定。季節限定のキャラクターも登場する。
30日午後2時から同館でお披露目式を実施し、小菅一弥(こすげかずや)町長や壬生東小の6年生が参加する予定。一般利用は7月1日から。
町商工観光課は「クイズなどを通じ、おもちゃ博物館をこれまでと違う角度から楽しむことができる。子どもたちだけでなく大人にもチャレンジしてほしい」と呼び掛けている。
(問)同課0282・81・1844。
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