《消えた鉄道今昔》草軽電鉄 草津温泉-新軽井沢 温泉客運んだ高原列車

上毛新聞
2016年7月8日

草津温泉と新軽井沢(長野県軽井沢町)の55・5キロを3時間半で結んだ高原列車、草軽電鉄は1962年、廃止された。
嬬恋村誌によると、15年に長野県内の新軽井沢―小瀬温泉間が蒸気機関車で開業。その後、県境を越えて嬬恋村内まで延伸、電化され、26年に草津温泉まで全通した。温泉客などを輸送し、西吾妻に文化を導入した動脈だったと記してある。
台風被害や旧国鉄長野原線の開通などで利用客が減少し、60年に新軽井沢―上州三原間が、2年後に上州三原―草津温泉間が相次いで廃止となった。
北軽井沢駅に勤務していた黒岩謙さん(82)=長野原町=は、同駅に停車している列車を撮影した。「油の焦げた臭いがしたので点検しているところ」と黒岩さんは振り返る。
北軽井沢駅舎は改修保存され、国の有形文化財に登録された。活躍した電気機関車「デキ12」の実物大の模型が展示されている。草津町の浅間台公園には「草津温泉駅跡」の石碑が立つ。

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