江戸時代の「八犬伝」 高崎・絹の里人形展で展示

上毛新聞
2016年7月4日

ㅤ県立日本絹の里(高崎市金古町)は、開催中の企画展「人形まんだら時代絵巻~寿三郎人形・辻村寿和コレクション展~」の関連資料として、江戸後期に刊行された曲亭(滝沢)馬琴の「南総里見八犬伝」を展示し、来場者の関心を集めている。11日まで。
ㅤ「八犬伝」は、1814(文化11)~42(天保13)年に刊行された全9集98巻106冊の長編小説。辻村寿三郎さんの芝居人形を使ったNHK人形劇「新八犬伝」の原作。茂原璋男・絹の里館長の甘楽町の生家の蔵で、大切に保管されていた。
ㅤ初集と3集、4集の1~5巻、最終9集の98巻など約30冊を並べた。「順補丸」という薬の広告や「水滸伝」など出版物の紹介も載っており、当時の世相がうかがえる。展示ケースの上には、里見家をたたる「玉梓(たまずさ)」の人形が見下ろすように飾られている。
ㅤ茂原館長は「関東大震災や空襲の影響で、全冊そろっているのは珍しい。挿絵と寿三郎さんの人形とを見比べながら、楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
ㅤ火曜休館。問い合わせは同館(電話027・360・6300)へ。

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