ホタル庭先舞う 那珂の古民家そば屋

茨城新聞
2016年6月17日

紅葉や新緑の庭を、古民家の座敷から楽しめるそば屋として人気の那珂市後台、麦家(むぎや)(鈴木照男さん経営)で6月上旬から、ゲンジボタルが幻想的な光を見せている。座敷のすぐ外、池の周りの草むらで光っているという。“五感で楽しむ庭”に、新たにホタルも加わった。普段は日中のみの営業だが、「問い合わせてもらえれば、予約制で夜間客を受け入れたい」と話している。

ホタル育成は、店主の鈴木さん(73)が「子どもの時以来、60年以上見ていないホタルを、ぜひ間近で見たい」と思い立ち、昨年から準備を進めた。

庭の中心に池を造り、井戸水を流し続けた。餌になるカワニナを池に投入。奈良県のホタル愛好家から譲り受けたゲンジボタルの幼虫60匹、ヘイケボタルの幼虫100匹を4月に放流すると、幼虫は翌月から陸に上がり、サナギになった。

初めてホタルが光り出したのが6月8日夜。

鈴木さんは「毎晩最高の気分に浸れる。15匹前後が光っているようだ。今後、ヘイケボタルもかえってくれれば、7月も楽しめそうだ」と期待を寄せる。

同店は、ひたちなか市の築140年の古民家を移築して、2005年4月に開業した。庭には屋久島ヒカゲツツジなど全国から取り寄せた山野草や広葉樹250種、350株を植え、雑木林の趣を見せている。

営業時間は午前11時半~午後2時だが、4人以上の来店など状況次第で夜間の来店も受け入れる。問い合わせは(電)029(353)0505。定休は毎週月曜、第3火曜、祝日の翌日。旧国道349号の茨城学園入り口から250メートル。

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