石岡産米の純米大吟醸 23日から限定1500本 JA新ひたち野

茨城新聞
2016年4月14日

 JA新ひたち野(本店石岡市、金井一夫組合長)は13日、石岡産コシヒカリを使い地元酒蔵で醸造した純米大吟醸「空と大地のみのり」を発売すると発表した。純米大吟醸は通常、酒造好適米を使うが、昨年2月に3JAが合併し誕生した同JAの記念事業として企画。地場農産物の生産から加工販売まで行う6次産業化の商品としてPRする。
 同JAはひたち野(石岡市)、常陸小川(小美玉市)、美野里町(同)の3JAが合併。今回記念の商品を開発した。醸造は同市高浜の白菊酒造(広瀬淳一社長)に依頼し、実現した。
 商品はアルコール度数16・6%で、やや辛口な飲み口と同時にフルーティーな香りも楽しめるという。金井組合長は「おいしい水が石岡にあることが原点。商品はすっきりとした味わいで大変おいしく、女性にも人気が出る」と太鼓判。広瀬社長は「酒造りには難しい気候だったが、自信を持ってお勧めできる商品。酵母も石岡産で、地産地消の逸品」とアピールする。
 大吟醸は720ミリリットル入り、税別2千円。販売は23日からで、限定1500本。販売箇所は同JA本店脇の農産物直売所「大地のめぐみ」(電)0299(56)5806、「空のえき そ・ら・ら」直売所(電)0299(56)5200、産地直売所「みのり」(電)0299(48)1307。約500本ずつの販売となる予定。

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