風味と食感、絶妙の融合  チーズスパゲッティ うまいもん処美よし(芳賀)

下野新聞
2021年6月9日

 香ばしいチーズの香りが食欲をそそる。グラタンのように見えるが、フォークを差し込むとスパゲティ麺が現れるのは、店の人気メニュー「チーズスパゲッティ(チースパ)」(935円)だ。

 ミックスチーズとともに、ゆでた麺とホワイトソース、タマネギ、マッシュルーム、ウインナー、ベーコンを入れ、オーブンで焼いている。パリパリのチーズを麺と合わせて食べると風味と食感がほどよいアクセントになり、食が進む。

 チースパは代表の吉永悦子(よしながえつこ)さん(61)が7年前まで「美よし」の隣で営業していた喫茶店「シャトー」の看板メニュー。美よしは亡父が営んでいた店で、次男が神奈川県の日本料理店での修業を終えて戻ったため、喫茶店を閉めて美よしを増築したという。

 常連客からの要望もあり、シャトー閉店後も美よしでチースパの提供を続けている。吉永さんは「懐かしい昭和の喫茶店の味そのまま。若い時に食べたことを思い出して来店する人もいる」と語る。

 ランチタイムには、ハーフサイズのチースパにサラダ、フルーツサンド、デザート、ドリンクが付くセットメニュー(1100円)もある。

 【メモ】芳賀町祖母井786。午前11時~午後2時、午後5時半~10時(昼は30分前、夜は1時間前がラストオーダー)。火曜定休。(問)028・677・0344。

地図を開く 近くのニュース