利根沼田の協力隊新ブランドが始動
上毛新聞
2019年7月29日
利根沼田地区の地域おこし協力隊5人が新ブランド「あおてん」を立ち上げた。初の活動として28日、昭和村の道の駅「あぐりーむ昭和」のとうもろこしまつりに参加した。手作りの木製スプーンで食べる地元野菜のグリーンカレーを販売、多くの観光客や住民が味わった。
カレーは具材に昭和村のナス、ズッキーニ、ホウレンソウ、バジル、こんにゃくを使用。川場村のブランド米「雪ほたか」を使った。レシピは昭和村の伊藤真作さん(26)が考え、5人全員で調理。持ち帰りできる木製スプーンは沼田市の高橋枝里さん(30)が中心に製作した。
あおてんは伊藤さん、高橋さんと、川場村の丸山茜さん(29)、みなかみ町の宇津木信之介さん(34)と橋本拓海さん(21)で結成。県内の山や川の色を表す「あお」と、場所と場所、人と人を表す「てん」をつなぎ、伸び伸びと活動できるように、との願いを込めた。丸山さんは「地域イベントに参加し、個々の力を生かして人と地域をつなぐ存在になりたい」と話す。
同日、伊藤さんが企画に携わった「とうもろこし迷路」も道の駅近くの昭和関屋工業団地内で始まった。四つのキーワードを集めてゴールすると、道の駅で賞品と交換できる。入場無料。8月31日まで。