国際コン出品 蜂蜜酒3位に 大田原・天鷹酒造 日本酒酵母使用、初の快挙

下野新聞
2019年5月17日

 天鷹酒造(大田原市蛭畑、尾崎宗範(おざきむねのり)社長)の蜂蜜酒(ミード)「はちみつのお酒」が16日までに、米国で開かれたミード専門コンテスト「2019メイザー・カップ・インターナショナル・ミード・コンペティション」のトラディショナルスイート部門でブロンズ賞(第3位)を受賞した。

 14回目となる同コンテストで日本産ミードがメダルを獲得するのは初めてという。

 同社は開発に10年以上かけ、2015年にミードを商品化した。ワイン酵母の使用が一般的な欧米産に対し、同社は日本酒酵母で造り、米こうじを少量使うことで、日本の酒蔵が醸す日本産ミードを表現した。

 尾崎社長は「蜂蜜の風味を生かすことなど、難しさもあったが、日本産の味わいが国際的な舞台で評価されたことはとてもうれしい」と話し、美容と健康、お祝いの酒として良さをアピールしていきたいという。

 同社のミードは、リンゴ、レモンのテイストを含め3種。いずれも200ミリリットル1080円、720ミリリットル3240円。