特別切符を限定発売 低公害バス運行25周年 日光自然博物館
下野新聞
2018年6月19日
【日光】奥日光を走る低公害バスの運行25周年を記念し、県日光自然博物館は18日までに、特別デザインの乗車切符を2万枚限定で発売した。運賃支払いは現金払いだけであり、切符の販売は初めて。赤沼自然情報センター(赤沼車庫)で取り扱っている。
低公害バスは1993年に運行開始。自然保護のため、戦場ケ原と中禅寺湖西岸の千手ケ浜を結ぶ市道1002号線の一般車両通行が禁止されたことに伴う代替交通となった。
ハイブリッドバス3台体制で赤沼車庫-千手ケ浜間の約10キロを結び、今季も4~11月に往復便が運行する。同博物館によると、運行開始から累計約235万人が利用。昨季の乗降客は6万4403人だった。
発売した切符には、ノアザミが咲く夏の小田代原と低公害バスの写真がデザインされている。価格は乗車2回分の600円。11月末まで利用できる。
同博物館は「千手ケ浜のクリンソウはピークを過ぎたものの、今週末ごろまで見られる。バスを使って奥日光の自然を満喫してほしい」としている。(問)同博物館0288・55・0880。
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