色とりどり花盛り

上毛新聞
2018年5月10日

◎城の新庭園にチューリップ 高山
高山村中山のロックハート城にオープンしたヨーロッパ庭園「ウィリアムズガーデン」でチューリップやパンジーの人気種「ドラキュラ」などが見頃を迎え、訪れる観光客を楽しませている=写真。
庭園は、開城25周年を記念して先月オープン。スコットランドにあったロックハート城の建設直後の映像を参考に、駐車場だった約4千平方メートルの敷地を整備。周囲の木を伐採して景観を整え、遊歩道やベンチも設けて周遊を促している。バラも植えられており6月ごろから楽しめそう。
斎藤稔観光部長は「インスタグラムへの投稿などにも活用してもらいたい」と話した。

◎シャクヤク 色競う50種 富岡
富岡市上黒岩の富岡しゃくやく園(矢野隆一代表)で50種のシャクヤクが見頃を迎えた=写真。今月下旬ごろまで楽しめそうだという。
園内は「ゴールデンラズベリーローズ」や「エッジドサーモン」などが赤や白、ピンク、薄紫など色とりどりの花を咲かせている。
もともとは切り花を生産しており、公開するようになって今年で26年目。矢野芳江さん(70)は「いろいろな品種を見てほしい」と話す。入園料は大人400円、中学生以下無料。問い合わせは同園(☎0274・63・0772)へ。

◎エビネラン 群生かれん 安中
安中市松井田町横川の小根山森林公園に群生するエビネランが咲き始めた。かれんな白い花がハイカーや写真愛好家を楽しませている=写真。
エビネランは園内の約200平方メートルに群生している。1センチほどの小さな白い唇弁(しんべん)が特徴。同園によると、自生するのは珍しいという。
10日前後に見頃を迎え、今月下旬まで楽しめる。木曜休園。問い合わせは同園(☎027・395・3026)へ。

◎クマガイソウ 希少な薄紫色 中之条
環境省の絶滅危惧種に指定されているクマガイソウが中之条町上沢渡の関憲一さん(74)方で見頃を迎え、近くの住民が珍しい植物を楽しんでいる=写真。
クマガイソウはラン科の多年草で、薄紫色の花を付ける。関さん方には約2千株があり、今月中旬まで楽しめそうだという。
関さんは自宅裏の桑畑1ヘクタールを40年以上前から整備。カッコソウなど珍しい花の咲くオープンガーデンとして開放している。問い合わせは関さん(☎0279・66・2443)へ。

◎バラ200種 斜面彩る 藤岡
藤岡市藤岡の自営業、小柏数馬さん(72)が整備するバラ園「ローズガーデンオガシワ」の200種のバラが咲き始め、山の斜面を赤やピンク、黄色で彩っている=写真。現在は八分咲きで、間もなく見頃を迎えそうだ。
3年前、小柏さんが自宅近くの約3300平方メートルの山を切り開いて整備。毎年植え続けて千株になった。「地域の人々の憩いの場になればうれしい」と話している。
午前10時~午後5時。6月末まで。入場無料。バラの苗木販売、音楽喫茶コーナーもある。問い合わせは小柏さん(☎090・3146・8454)へ。

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