素足で“火の道” 無病息災を祈願 桜川・加波山神社本宮
茨城新聞
2017年12月23日
桜川市真壁町長岡の加波山神社本宮(宮本昌明宮司)で22日、冬至の伝統行事「火渉祭」が行われた。参加者たちが寒空の下、燃え盛るまきにできた“火の道”を素足で歩き、無病息災を祈願した。
火渉祭は、室町時代から続く奇祭。境内に積み上げられたまきに火が付けられると、白装束の修験者が神事を行い、まきをかき分けて道を作った。参加者は緊張した面持ちで、次々と火の中を通り抜けた。
毎年参加しているという東京都品川区、不動産業、作田耕一さん(38)は「渡る前は緊張したが、気が引き締まった。来年は良い事がありそう」と期待した。埼玉県白岡市、畑中チヤさん(73)は「来年も家族みんなが健康で過ごせればいい」と話した。
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