常陸太田や行方で催し 実りの秋に舌鼓 そば、豚肉、サツマイモ…

茨城新聞
2017年11月12日

実りの秋を迎え、県内各地で11日、食のイベントが開かれた。常陸太田、行方両市の会場も親子連れなどでにぎわった。いずれも12日まで。

常陸秋そば発祥の地、常陸太田市の山吹運動公園(同市新宿町)では「常陸秋そばフェスティバル里山フェア」が開かれ、新そば食べ歩きコーナーに県内外の14店が軒を連ねた。地元からも多数出店し、手打ちそばを提供した。

十割そばを堪能した同市の小沼利枝さん(50)は「新そばは色がきれいで、こしがあっておいしい」と笑顔を見せた。

会場では、そば粉販売、そば打ち体験教室などを実施。3市連携交流を締結する秋田県秋田市の竿燈(かんとう)、同県仙北市の手踊りも披露された。

行方市の食や文化を堪能できるイベント「行方ふれあいまつり」は、同市玉造甲の霞ケ浦ふれあいランドで開かれた。

豚肉の焼き肉チャリティー試食やコシヒカリの無料食べ比べのほか、新鮮な地元野菜、新商品のスパークリング芋焼酎、霞ケ浦産サヨリのつみれ汁、北浦産シラウオの天ぷらなどの販売に長蛇の列。山積みのサツマイモの数を当てるクイズも人気を呼んだ。鈴木周也市長は「野菜は豊富で、漁業、畜産も盛ん。来て食べてほしい」と話した。

12日はシンガーソングライターの磯山純さん、津軽三味線奏者の川嶋志乃舞さんのライブや、午後1時から地元野菜の無料配布を行う。

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