100回目 にぎわいも大台 益子の陶器市

下野新聞
2017年11月3日

 100回目を迎えた益子の陶器市が2日、益子町城内坂、道祖土(さやど)地区などで始まった。約50の販売店や、焼き物を中心に手仕事の約500テントが出店し大勢の人でにぎわった。

 町観光協会によると、初日の来場者は約4万5千人に上り「平日としては異例の多さ」という。

 記念セレモニーが特設ステージで行われ、大塚朋之(おおつかともゆき)町長は「先人が積み上げてきた焼き物に感謝する。陶器市が200回、300回と続くよう愛してもらえれば」とあいさつした。

 町内在住の高校生タレント井上咲楽(いのうえさくら)さん(18)がマグカップをイメージした髪形で登場。町の宣伝部長を委嘱され「大好きな益子町を盛り上げたい」と抱負を口にした。

 「100回目だから」と十数年ぶりに訪れた東京都新宿区、パート吉崎良美(よしざきよしみ)さん(45)は「ぼてっとした感じの益子焼が好き。つい買い過ぎてしまいますね」と話していた。

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