王族の儀式 厳かに再現 かみつけの里古墳祭り 高崎

上毛新聞
2017年10月19日

郷土の魅力を見つめ直してもらおうと、第8回かみつけの里古墳祭り(同実行委員会主催)が15日、高崎市の上毛野はにわの里公園で開かれた。市民らでつくる「王の儀式再現の会」(松田曻三会長)のメンバー23人が古代の衣装を身にまとい再現劇を演じた。
劇は1500年前の古墳時代が舞台で、市内にある三ツ寺Ⅰ遺跡や保渡田古墳群の調査結果を基に、明治大の若狭徹准教授が脚本を手掛けた。厳かな雰囲気の中、王族や渡来人を装った演者が、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る儀式や王に生産品を献上する場面を披露した=写真。
来場者は高崎上郊小の6年生が育てた古代米の試食や勾玉(まがたま)作りも楽しみ、遠い昔に思いをはせながら思い思いに時間を過ごしていた。

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