《食いこ》庭カフェKULA(茨城・笠間市)

茨城新聞
2026年5月10日

土蔵改装、6種のプレート

笠間稲荷神社にほど近く、門前通りに店を構える「庭カフェKULA(クラ)」(茨城県笠間市笠間)。約170年前に造られた2階建ての土蔵を改装し、2016年5月から営業を続ける。メニューは食べ応え十分な6種の「ディッシュプレート」がイチ押しで、連日多くの客が訪れる。開業から10年。オーナーの富田将人さん(44)は「来て良かったと言われるのがうれしい。街の一角に調和するような愛されるお店でいたい」と笑顔で話す。

ディッシュプレートの1番人気「季節のKULAプレート」は、十字の仕切りがあり、松花堂弁当のよう。小皿や小鉢に、キッシュやグリルチキン、生ハムのサラダなどが盛られ、別にパン、スープ、ミニデザートが付く。

搾りたて生モンブラン

ほかのプレートでは、ソースが選べるハンバーグ(120グラム)、チーズバーガー、照り焼きチキンバーガー、山盛り野菜のサラダガレット、カレーライスがそろう。富田さんは「KULAプレートは華やかで目で楽しめる。ハンバーグやハンバーガーはボリュームがある。若い人を含め、いろいろな年齢層の方に来てほしい」と語る。

食事以外、笠間の特産品の栗を使ったスイーツがお勧めだ。栗の甘さが存分に味わえる「搾りたて生モンブラン」や「焼モンブラン」など4種を用意。午後のひとときに、コーヒーやカフェラテなどと一緒に食すのにぴったり。5月からかき氷も提供する。

木のぬくもりと相まって落ち着いた雰囲気の店内

変化に富んだメニューを支えるのは地域の食材だ。特に、野菜は隣の八百屋から仕入れ、コメは県産のコシヒカリを使用。デザートは富田さんの妻・仁美さんが、通りで営む「バター饅頭(まんじゅう)二代目たちばな」のバター饅頭を提供。器も「スタッフに笠間焼の作家がいる」といい、地元の笠間焼を使っている。

食事とともに、客を引き寄せる要因は店の雰囲気だろう。大きなはりが目立つ店内は、暖色系の明かりに照らされ、落ち着いた空間。2階も利用できるほか、石畳の店舗裏は人目を気にせず過ごせる。

街のにぎわい創出を願い、店を運営する富田さんは「笠間の街を楽しんでほしい。そのスケジュールの中に、当店を入れてもらえればうれしい」と話している。

お出かけ情報
▽茨城県笠間市笠間1339
▽営業時間は午前11時半~午後4時(金、土曜は同6時半~10時も営業)
▽定休日は月曜
▽(電)070(4374)0767
▽ホームページはhttp://niwacafe.net/